2月 14, 2014
もとは抹茶を持ち運ぶ通い箱だったものを、
利休が点前に用いたのが始まりだとか。
現在では二種の濃茶を客にもてなす時の点前に用いる箱だったり、
珍しい茶や、客から茶を貰った時に、
亭主が用意の茶と、客から到来の茶、
との二種類の濃茶を点てる点前に用いる箱だったりするみたいです。
後者の場合は棚を用いるようです。
利休形茶通箱は、用材が桐で寸法は大小伝えられているがそうですが、
いずれも薬籠蓋になっているとのこと。
ちなみに薬籠蓋というのは、
器物の身の内側に立ち上がりを作り、
蓋をすると身と蓋の境目が同じ高さになって、
表面が平らに重なる蓋のことを言うとか。
名前の由来は、身の内側の立ち上がりに蓋が、
ぴったりとハマるため密閉性が高く、
薬籠や印籠に見られることからだとか。
印籠蓋とも言うようです。
「茶通箱」について はコメントを受け付けていません : Add Comment