10月 05, 2014
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振出(ふりだし)は、
茶箱に仕組んで、金平糖や砂糖豆・霰・甘納豆など、
小粒の菓子を入れる小形の菓子器とのこと。
中に入っている菓子を振り出して用いることから、
その名があるようです。
待合などに香煎を入れて、汲出盆に添えておくこともあるとか。
茶会の趣向で、惣菓子器代わりに、
用いるようなこともあるそうです。
また、寄付の汲出盆に、
香煎を入れて用意するのにも用いられるみたいです。
材質は、陶磁器が多く、
青磁・祥瑞・染付・織部・唐津・備前など各種あるようですが、
とりわけ染付物が好まれているようです。
また、中には、小さい瓢箪を、
そのまま用いたものや、塗物もあるそうです。
「振出」に関するページは、こちらから。
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10月 04, 2014
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蓋置(ふたおき)とは、
釜の蓋をのせたり、柄杓の「合(ごう)」をのせる道具だそうです。
蓋置は、金属、陶磁器類、木、竹などのものがあるとか。
蓋置の名は、釜の蓋を載せる器ということで、
「蓋置」となったようです。
蓋置は初め、台子皆具の一つとして、唐銅で登場し、
水指などと似た意匠だったそうです。
それが独立して個々に用いられるようになったとか。
唐銅から、それを写した陶磁器、さらに見立応用品なども加わり、
多種類になっていったみたいです。
蓋置のことを「隠架」といった書物(『貞要集』)もあるそうで、
蓋置は建水の中に隠れるという意味みたいです。
ただ、一般的には「蓋置」と言うようです。
蓋置の種類は多く、特に「表七種(千利休選出)」と
「裏七種」の「七種蓋置」が有名みたいです。
表七種は「火舎」「五徳」「三葉」「一閑人」「栄螺」「三人形」「蟹」で、
裏七種は「印」「惻隠」「太鼓」「輪」「井筒」「糸巻」「駅鈴」だとか
「蓋置」に関するページは、こちらから。
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10月 01, 2014
袋たとう紙(ふくろたとうし)は、
懐紙を袋状に仕立てて、
底部に襞(ひだ)を付け、入れやすくした、
カマス貼りの袋懐紙だそうです。
袋たとう紙は、マチ付きの袋状になっていて、
お菓子がこぼれたり、
防水加工によって生菓子が、
くっついたりもしないとのこと。
また、ハンドバッグなどに、
臭いが移らず非常に衛生的なんだとか。
寸法は、17.5cm×14.5cmのようです。
「帛紗挟み」に関するページは、こちらから。
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9月 29, 2014
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正月飾りとして床の間に飾る福鈴(ふくすず)。
神社の拝殿には、鈴緒とよばれる縄の上のほうに、
大型の鈴(本坪鈴など)が取り付けられていて、
鈴緒の下のほうを手で振り動かして鈴を鳴らすのですが、
神社で鈴を鳴らして拝むのは、
戦後に広く行われるようになったものなんだそうです。
浦安の舞で用いる鈴は、「鉾鈴」を正式とし、
「神楽鈴」を代用してもよいこととなっているそうで、
どちらの鈴にも柄の端には、
五尺から六尺の五色の鈴緒(五色布)が付けられるようです。
このうち「神楽鈴」は、小さい鈴を12個または15個つないで柄をつけたもので、
歌舞伎舞踊の三番叟(さんばそう)などにも用いるみたいです。
「福鈴」に関するページは、こちらから。
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