9月 13, 2014
半田(はんだ)は、 炉や風炉の灰を取り入れたり、
下火を上げたりするのに用いる、
大振りで小さな三つ足の付いた灰器のことだそうです。
半田は、はじめ和泉半田村から焼き出したところからこの名があって、
灰炮烙に対して半田炮烙とも言うそうです。
筋半田は、入れ子の小さい方や施釉のもので、
湿し灰を入れるようです。
火箸で灰の上に横筋を入れるので、
筋半田と言われているみたいです。
巴半田は、入れ子の大きい方や素焼のもので、
乾いた灰を入れるようです。
底取で巴状を描くので巴半田と言われているみたいです。
巴というのは水の卦で、火が乗るところに水の卦を描く、
それによって陰と陽を出会わすということなんだとか。
ちなみに風炉の場合、炭の木・五徳の金・炭火の火・
白色の前土器の土・水の卦が、
陰陽五行になるとかならないとか。
「半田」に関するページは、こちらから。
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9月 12, 2014
最近は、必要最低限のエチケットとして、
茶道でも、ハンカチは必需品となっているみたいです。
ハンカチは、客の場合は、
数寄屋袋に入れ、持ち歩くようですが、
着物の左袖(たもと)に忍ばせておく場合があるそうです。
また、亭主もハンカチを忍ばせておく必要があるのだとか。
茶道では、ハンカチは以下のような使い方をするみたいです。
・懐石料理の際に、着物の膝の上に敷く前掛け
・つくばいで手を洗った際に拭く手拭
・水屋仕事の合間に、手が濡れた際に使う手拭
・その他のエチケットとしてなど
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9月 11, 2014
※画像を押すと拡大できます。
羽箒(はぼうき)は、亭主が客の前で、
炉や風炉に炭を組み入れる炭手前で用いる、
炉縁の周囲、炉壇の上、五徳の爪や風炉などを掃くための、
鳥の羽で作られた箒だそうです。
羽箒は、羽の向きによって「
右羽」「左羽」「双羽(もろは)」の区別があって、
青鸞の羽を第一として珍重し、
鶴・鴻鶴・白鳥・野雁・青鸞・嶋梟・
鴇・鷲・鷹・孔雀などの羽があるとのこと。
羽箒には、三つ羽と一枚羽のものがあって、
一枚羽は真の羽箒として、炉、風炉共に用いるとか。
三つ羽は行・草の位のもので、
炉用は左羽、風炉用は右羽を使い、
ともに三枚合わせて手元を竹の皮などで包んであるそうです。
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9月 10, 2014
花寄せ屏風(はなよせびょうぶ)は、
利休忌や天然忌、七事式の花寄せなどで使用する、
花を飾る屏風で、 普通の屏風以外に、
葭屏風や葦屏風などもあるそうです。
天然忌は、今日の家元制度の基を作り出し、
表千家「中興の祖」の七代家元如心斎天然宗左を偲んで、
毎年9月13日行われる行事のようです。
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9月 09, 2014
花切溜(はなきりだめ)は、
茶席などに用いる茶花を、
水屋に置いておくための花入のことだそうです。
利休好みは杉曲の黒塗で、
桜皮の綴じ目があり、
高さ一尺四分、径六寸二分、厚味二分で、
口に井桁の花配(はなくばり)が、
入ったものみたいです。
表千家六世 覚々斎原叟好みは、竹筒で、
高さ一尺四分、下から一寸四分に節をつけ、
下に十文字形の木足が付いたもののようです。
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