茶道具販売　翔雲堂のブログ

海松(みる)は、水松とも書きます。
古歌に
「海松刈る海女(あま)」
と詠まれています。

海辺の情趣を描いた吉祥文様になっています。

海松貝蒔絵棗の他、炉縁や建水・水次などに
海松の絵柄が見受けられます。

清楚な中に華やぎのある文様です。

四つの角にある小さな丸が
かわいいですね。

内側の竹皮と全体の
溜塗が、良くマッチしています。

正月の床飾りには、
結び柳が用いられます。

古くは『日本書記』の歌謡にも歌われ、
松と同様に神に依る木と考えられてきました。

その美しさは、
「花紅柳緑(花はくれない、柳はみどり)」
という言葉にも、よく表れています。

早春の柳の新芽のことは、
芽柳・芽張柳・芽吹柳と呼ばれてます。

また、しだれ柳は、
しなやかな糸に、新芽を吹き出し、
青柳の青々とした緑色は、
春の景色の代表と言えるでしょう。

白竹筒入には、いろいろな銘をつけられますから、
便利ですし、何とつけるのか楽しみですね。

サザエには、棘がある場合(有棘型)とない場合(無棘型)があるそうで、
現在、棘の有無には環境要因と遺伝的要因の両方が関与しているのではないか
と考えられているそうです。

有棘型は、殻に五本内外の螺筋があり、成長すると管状の棘を伸ばすようです。
サザエ科は国内に54種いるのだとか。