盛器(台付青漆) 象彦(九代目西村彦兵衛)

Category: 菓子器


盛皿(台付青漆)



この台付青漆を鑑賞すると、
象彦の製品らしくもっちりとした出来になっています。
この緑の深い色彩により、落ち着きと品の良さが
十分に表現されています。

お菓子の有名どころとして、
日本三大銘菓(実は四つ)の「越の雪」「長生殿(長岡の大和屋)」
「山川(松江)」「鶏卵素麺(福岡の松屋菓子舗)」が挙げられます。

台がついていますので、俗に言う高級品で、
素敵なお客様に使用されると良いのではないでしょうか。

片口水次(柳橋絵)

Category: 水次


片口水次(柳橋絵)



この作品は、柳と橋が全体に描かれていて、
雅な華やかさが感じ取れます。

茶席で、片口水次はわき役として使われがちですが、
これだけ豪華な絵柄ですと、注目を浴びることでしょう。

片口水次(銀杏絵)

Category: 水次


片口水次(銀杏絵)



銀杏と松葉がついていて、
秋限定と思われがちですが、
銀杏は、宗家で用いられているので、
一年中使えると思います。

茶杓(輪島塗菊桐蒔絵)

Category: 茶杓, 茶道具全般


茶杓(輪島塗菊桐蒔絵)



菊桐といえば、高台寺文様(菊花紋と五七桐)と高台寺蒔絵でしょうか。

高台寺は、北政所が夫秀吉の冥福を祈るために
京都に創建した寺院です。

高台寺蒔絵は、安土・桃山時代に流行し、
色彩に変化をもたせるために、秋草に菊桐文を配したり、
文様中に梨地を用いたりするほか、箱の各面を対角線で区切って、
塗りや文様を変えた片身替法を使ったりしているそうです。

政所釜にも菊と桐が浮き彫りされています。

櫂先にある模様がひとつずつ配されていて、
美しいですね。

縁高重(柿合七宝透)

Category: 菓子器


縁高重(柿合七宝透)



ひろしま菓子博2013では、工芸菓子の嚴島 神社をシンボルとして展示し、
好評を博したようです。
菓子の持つ3つの力「人の心を穏やかにする力」
「人生を豊かに彩る力」「心と体を健康に保つ力」を
コンセプトにお菓子の歴史・交流・生活・文化を表現したそうです。

縁高といえば、濃茶席で使用されます。
四季折々の趣向を凝らした主菓子が出てきます。

七宝透が入っているので、仙叟宗室(臘月庵)のお好みのようです。
格調が高く、歴史がありますが、現代にも通じるモダンな印象も受けます。