4月 11, 2015
撞木釘は、書院や床脇などに喚鐘を吊った場合に、
撞木を掛けるために柱に打つ、
座なしの折釘みたいです。
撞木の掛け方により、
一本打つ場合と、二本打つ場合があるそうです。
一本の場合は撞木の柄にある掛緒を掛け、
二本の場合は撞木の頭の部分を上にして、
二本の釘に掛け柄を真中に吊るすようにするとか。
丸柱の場合は一本、
角柱の場合は二本並べて打つといい、
表千家松風楼では琵琶棚との境の柱に一本、
裏千家の寒雲亭の書院では向かって右の柱に、
一分五厘幅で五分の出で二本打ってあるようです。
「釘」に関するページは、こちらから。
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4月 09, 2015
床脇や琵琶床などの天井に、
銅鑼・喚鐘・訶梨勒を吊るすために打つ、
頭を三重に折り曲げて稲妻形にした釘だそうです。
銅鑼などを前から奥へ掛けるために、
床脇などの天井の真中に口を前にして打つのだとか。
大きさに、大・中・小があり、
板に穴を開け釘を通し宛木を入れ、
金具で固定する栓差(せんさし)になっているようです。
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4月 05, 2015
隅打釘は、正月の床飾りである結び柳を入れる、
青竹の花入を掛けるために、
床の間奥の入隅柱に打つ折釘だそうです。
角柱用の折座のもの、
丸柱用の平座のもの、
座のないものがあるとか。
小間では楊子柱に、
広間では床柱の正面や、
床の入隅柱に打つみたいです。
高さは柳が、床の天井に当たらないように、
天井廻縁の下端より、一尺程下げたところに、
釘の向きを床の奥の壁から、
45度の角度になるように斜めに打つようです。
元伯宗旦は、四畳半茶室「又隠」で、床の入隅でなく、
道具畳の向隅の塗出柱に打つことを好んだとか。
「釘」に関するページは、こちらから。
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第6回「この道具はなんでしょうか?」の答え
作者:渋谷泥詩
①道具の種類:菓子器
②道具の名前:萩焼菓子鉢
皆さん、どうでしたか?
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4月 03, 2015
落掛釘(おとしがけくぎ)
又は、華鬘釘(けまんくぎ)は、
床の間の落し掛けの中央正面、
あるいは裏側に、
釣花入を掛けるために打つ折釘だそうです。
千利休は落掛けの内側に、
元伯宗旦は落掛けの外側に打ったのだとか。
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第6回 「この道具はなんでしょうか?」
①道具の種類
②道具の名前
作者は、渋谷泥詩です。
答えは次回、発表します。
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