「熨斗押さえ」について
熨斗押さえ(のしおさえ)は、
松笠・小槌(木製)・陶槌・扇・宝珠などがあるそうで、
水引などで縛ることもあるようです。
また、水引でなんらかの形を作り、
それを熨斗押さえにする場合もあるみたいです。
熨斗押さえ(のしおさえ)は、
松笠・小槌(木製)・陶槌・扇・宝珠などがあるそうで、
水引などで縛ることもあるようです。
また、水引でなんらかの形を作り、
それを熨斗押さえにする場合もあるみたいです。
一般的な熨斗(のし)は、
慶事における進物や贈答品に添える飾りで、
現在では黄色い紙を、
長六角形の色紙で包んだ形状をしているものが、
多く使われるそうです。
水引と併用されるとか。
お茶では、床飾りとして使うみたいです。
「のし」は延寿に通じ、
アワビは長寿をもたらす食べ物とされたため、
古来より縁起物とされ、
神饌として用いられてきたようです。
中世の武家社会においても武運長久に通じるとされ、
陣中見舞なども用いられたみたいです。
江戸時代には、不老長寿の象徴として、
祝事や慶事の儀式に
使われるようになるそうです。
当時、海産物のなかでも最も貴重な食物であり、
鮑は長生きするとされていたところから、
来ているみたいです。
茶道の場合の乳鉢(にゅうばち)は、
茶道用の灰を細かくして火入用の灰や、
うろこ灰などを作る際に使うそうです。
乳鉢の語源は、食物をこれですりつぶして、
乳代わりに乳児に与えたことによるみたいです。
材質は、磁器・ガラス・ステンレス・メノウ・アランダムなどで、
乳鉢と乳棒は、同じ材質のものが用いられるようです。
名乗紙(なのりがみ)は、
七事式の茶カブキ之式で用いるようです。
美濃紙を縦×横=3寸(約9cm)×2寸(約6cm)に切り、
三等分のところに上端を、
約1cm残して切り込みを入れるみたいです。
これを客人数分用意し、名乗紙の右端から、
茶師名と客の名前を書き入れ、
正客から順に重ね、右上端をこよりで閉じるそうです。
大折据を上から一・二・三の順に重ねた更に上に、
名乗紙を載せて持ち出すのだとか。
薄茶器の一角「棗(なつめ)」は、
文献上『天王寺屋茶会記』の永禄7年(1564年)に
津田宗達の茶会で用いられたのが、
最初となっているみたいです。
村田珠光に塗師の羽田五郎が、
棗形茶器を作ったのが最初とも言われますが、
史料による裏付を持たないことから、
研究者の間では疑問視されてるとか。
寸法は、珠光棗→紹鴎棗→利休形棗と
小さくなっていったみたいです。
棗の形としては「珠光棗」「紹鴎棗」「利休棗」
「長棗」「平棗」「白粉解棗」「尻張棗(下張棗)」
「鷲棗」「胴張棗」「丸棗」「河太郎棗」「碁笥棗」
「老松割蓋茶器」「町棗」「盛阿弥棗」「宗長棗」
「一服入棗」「壺棗」「寿老棗」「帽子棗」「まがき棗」
などなど、ずいぶんたくさんあるみたいです。
利休棗は大中小をさらに大中小に分けた
9段階に分類されるらしいですが、
実質的には「大棗」「中棗」「小棗」の
3種に分類するのが普通みたいです。
棗の名は、黒梅擬(くろうめもどき)科の植物「棗」の実に
形が似ていることから来ているとのこと。
この植物、初夏に芽を出すことから「夏芽」と書くこともあるとか。
秋に赤い楕円形の実がなって、
熟すと赤黒く乾燥して
「動悸・息切れ・不眠・血圧」なんかに効く薬になるみたいです。