11月 26, 2014
露地(ろじ)はもともと、茶の座敷への道すがら、
所謂「つけたり」だったそうです。
藤林宗源著で石州秘伝の『和泉草』には、
利休 以前に関して、
「昔から露地などはなく、表にくぐりを切り開いて、
茶の座敷へすぐに入ったものである。
そしてそれは、侘びて面白いものである。」
とあるようです。
この利休以前の露地(つけたり)の呼び名は
「坪之内」と言ったそうで、
紫式部著『源氏物語』の
「つぼせんざいをながめ」
とか、
清少納言著『枕草子』の
「おまえへはつぼなれば、前栽などをうゑ」
といった
ものがこれにあたるようです。
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