1月 06, 2014
寿輪棗 一峰 はコメントを受け付けていません : Add Comment
鈴虫がついていて秋に使うのでしょうか。
珍しい絵柄ですね。
蓋の裏のススキもおしゃれですね。
拝見の時に、「ふふっ」と笑みがこぼれるかもしれませんね。
花といえば、昔は梅(古今集)でしたが、
いつのころからか桜(新古今集)へと変わったようです。
・人はいさ心もしらずふるさとは花ぞむかしの香ににほひける(古今集)
・風かよふ寝ざめの袖の花の香にかをるまくらの春の夜の夢(新古今集)
桜といえば、宮城道雄の曲「さくら変奏曲」とか、
童謡の「さくら」などがありますが、
現代でもアーティストがいろいろ「桜」の付く曲を
数多く手がけていますね。
それだけ日本人の心に感動を与えているのではないでしょうか。
桜景色といえば、花見の季節を思いだします。
「ワシントンの桜」は、明治の終わりごろに、
アメリカのタフト大統領夫人の希望により、
当時の尾崎行雄東京市長がプレゼントしたものだそうです。
この桜並木なども浮かんできます。
雲にもいろいろありますが、
流れ行く雲に数々の思いをはせ、
静寂の中、心豊かなひとときを、
この茶杓で演出できれば、良いのではないでしょうか。
ブルグミュラー7番の「清い流れ」というピアノ曲もありますが、
美しい水の流れを想像できます。
日本の川と言えば、私は利根川や四万十川を思います。
屋形船での舟遊びや、渓流下りとかいろいろ思いますが、
どこまでも続く長い長い川もよろしいのではないでしょうか。