常盤籠炭斗一双 栗田元竺

Category: 炭斗


常盤籠炭斗一双



籠炭斗ではめずらしく、一双売りです。
一双は、炉と風炉に使えるということで、便利です。

炉用は大振りで浅い目、風炉用は小振り深い目です。

通常、材質はいろいろありますが、これは竹でできています。
編み方が、割合細かく編めているため、姿が綺麗です。
玄々斎のお好みだからなのでしょうか。

萩焼三人形蓋置 岡田裕

Category: 蓋置


萩焼三人形蓋置



七種蓋置の一つです。
三体の内の一体だけ姿の異なる人形があり、その人形を正面とします。

後ろ向きに手をつなぎ、一人だけ衣装がかわっています。
瀬戸物以外に、銅でできた三人形もあります。

人形は、行儀よく普通に立っているものもあれば、踊っているものもあります。

竹蓋置一双 竹師宗篤

Category: 蓋置

竹蓋置一双



一双は、炉と風炉に使えるということで、便利です。

また、花押があるので、ランクアップしています。
私から見れば、花押のあるなしは、
「庶民と皇室」くらい違うと感じます。

詳細は省きますが、使い方にも違いがあるので、
お茶の道を進むうちに、使う機会もあるでしょうね。

備前焼茶碗  藤原謙

Category: 茶碗


備前焼茶碗



「窯変」によって生み出され一つとして同じ模様にはならない。
「使い込むほどに味が出る」と言われ、派手さはないが飽きがこない。
手で持った時、少し「ざらっ」とした感じがあり、
茶色や黄土色が、使ううちに出てくる変化を楽しむのも、茶人の嗜みでしょうか。

この備前焼の茶碗は、通常の茶椀より少し重いため、
重厚感があるように感じるのではないでしょうか。

高台まで釉薬がかかっているので、汚れにくく、管理しやすいと思われます。

蜑小舟香合 前端春斎

Category: 香合


蜑小舟香合



『百人一首』の「世の中は 常にもがもな 渚こぐ あまの小舟の 綱手かなしも」

漁夫の小舟を見るにつけ思われる、人の世の無常。
作者源実朝(さねとも)は、日ごろ目にしている鎌倉の海岸の実景をもとにしながら、
『古今集』の「陸奥はいづくはあれど・・・」のような和歌の伝統が培ってきた
海岸風景も重ねられている趣だそうです。