縁高重(柿合七宝透)

Category: 菓子器


縁高重(柿合七宝透)



ひろしま菓子博2013では、工芸菓子の嚴島 神社をシンボルとして展示し、
好評を博したようです。
菓子の持つ3つの力「人の心を穏やかにする力」
「人生を豊かに彩る力」「心と体を健康に保つ力」を
コンセプトにお菓子の歴史・交流・生活・文化を表現したそうです。

縁高といえば、濃茶席で使用されます。
四季折々の趣向を凝らした主菓子が出てきます。

七宝透が入っているので、仙叟宗室(臘月庵)のお好みのようです。
格調が高く、歴史がありますが、現代にも通じるモダンな印象も受けます。

曲片口水注

Category: 水次


曲片口水注



茶道では、木地のものは、
相伝の点前でも使うことがあります。
ただし、普通の点前では使わないそうです。

片口水次

Category: 水次


片口水次



流水の中に扇面があり、
扇面には、四季の花々が散らされているのが見て取れます。

全体的に華やかな雰囲気が出ています。

「屏風」の歴史

Category: 茶道具全般, 茶道史

屏風は、「風を屏(ふせ)ぐ」という言葉に由来するそうで、
中国の漢時代には、すでに風よけの道具として存在していたようです。
魏・晋・南北朝時代には、王族の贅沢な装飾品へと変化していったみたいです。

日本における最も古い屏風は、686年に朝鮮半島の新羅より献上されたもので、
現存のものでは、八世紀に作られたもの「鳥毛立女屏風」が、
正倉院に保管されているそうです。

中世では輸出品として珍重され、外国への贈答品としても使われたようで、
遣明船の場合だと、必ず金屏風三双を送る習わしだったみたいです。

近世では安土桃山時代から江戸時代にかけ、
贅を尽くした金地のきらびやかな屏風がたくさん作られたそうです。


花寄せ屏風

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「表装」の歴史

Category: 掛軸, 茶道史

平安時代~鎌倉時代にかけて中国から伝来した技術と伝えられ、
「経巻」「仏画」などを保護・装飾することから始まったようです。

室町時代には寺院の床の間を民間がまねて設けるようになり、
桃山時代に鑑賞用の表具がめざましい発展を遂げるみたいです。

この時代、茶の湯の世界で珍重された牧谿ら中国画人の作品であっても、表装が貧弱では売れず、
高価な絵ほどそれに見合った表装が必要という意識があったようです。


紙釜敷

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掛軸

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