3月 23, 2014
薄板には「矢筈板(やはずいた)」「蛤端(はまぐりば)」
「丸香台(まるこうだい)」の三種があるそうです。
花入により使い分け、それぞれ真・行・草の格にあたるようです。
「矢筈板」は、板の木口が矢筈形で真塗、上側の寸法が下側より一分大きく、
広い方を上にし、古銅・青磁など「真」の花入に用いるとのこと。
矢筈とは、弦につがえるために凹字型になった矢の頭部のことを言うそうです。
「蛤端」は、木口が蛤貝を合わせたような形で溜塗、
砂張・施釉の国焼など「行」の花入に用いるとのこと。
「丸香台」は、木口は丸く、かきあわせ塗り、
伊賀・竹の花入などの「草」の花入に用いるとのこと。
籠の花入に薄板は用いないとのこと。
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