「飾り火箸」について
台子・長板の総飾りの時に杓立てに飾り火箸は、
真鍮や銀など、必ず総金属製で、
頭に飾りのある真の位の火箸だそうです。
稲垣休叟著『茶道筌蹄』に
「火ばし サハリ、炭カヽリなきは飾火箸、
炭取へは桑柄を用ゆ、サハリは紹鴎所持の写し、
椎頭紹鴎所持は当時平野にありといふ」
とあるようです。
台子・長板の総飾りの時に杓立てに飾り火箸は、
真鍮や銀など、必ず総金属製で、
頭に飾りのある真の位の火箸だそうです。
稲垣休叟著『茶道筌蹄』に
「火ばし サハリ、炭カヽリなきは飾火箸、
炭取へは桑柄を用ゆ、サハリは紹鴎所持の写し、
椎頭紹鴎所持は当時平野にありといふ」
とあるようです。
■座敷飾り
室町時代後期、将軍邸における
座敷飾りの規範ができたそうで、
相阿弥著『君台観左右帳記』に
「押板、違棚、書院それぞれの飾り付け方法と、
画家や器物の鑑識」
についての記述があるようです。
■床飾り
床の構えや茶室全体が大きく改められたのは、
天正十年(1582年)頃だそうです。
利休は、花の飾りに確かな地位を与え、
やがて「初座が掛物」、「後座は花」
という形が定着するみたいです。
中立を略したりするとき、
掛物も花も飾るのを
「諸飾り」と呼ぶのもその反映なんだとか。
■正月飾り
正月飾りは、正月に向けて飾られるもの、大晦日以前に飾るそうです。
種類としは以下のようなものがあるみたいです、
①門松・松飾り
②注連飾り(しめ飾り)・注連縄(しめなわ)
③玉飾り
④餅花
⑤輪じめ
⑥床の間飾り(床飾り)
⑦座敷飾り
⑧掛け軸
⑨生花
⑩神棚飾り
⑪鏡餅
⑫羽子板
⑬破魔弓
■蓬莱飾り
蓬莱飾りは、様々な縁起物が入った飾りで、
各流派の初釜などで飾られるようです。
蓬莱飾りは、
海老の他、白米・熨斗鮑・かち栗・昆布・野老(ところ)・
馬尾藻(ほんだわら)・橙(だいだい)・
などが一緒に飾られているようです。
掛灯台(かけとうだい)は、
水屋や廊下などに掛ける灯台で、
利休好みに竹製と木製があるそうです。
竹掛灯台は、太い竹を下に輪を切残し、
その節が火皿となったものみたいです。
木掛灯台は、長方形の後板に、
油を入れる皿を載せる、
蜘手(くもで)と呼ばれる木の台を取り付けたもので、
油皿に油を入れ、灯心を浸して点火するもののようです。
掛軸には仏壇の中に掛けるものと、
床の間に飾る「床掛け」の2種類があるそうです。
掛軸の本紙には仏画、肉筆浮世絵、山水画、花鳥画、墨蹟、
古筆、色紙、短冊、画賛、消息、巻物や連作用の対幅、
などがあるみたいです。
掛軸の形式には、中国の伝統そのままの「文人仕立て」や、
中国→日本式になった「大和仕立て」、
他に創作の表具なんかがあるようです。
大和仕立ては8段階に分かれてて、
格が上のものから順に、
真の表具(仏画仕立・ひょうほえ)は、真・行・草に、
行の表具(幢ほえ)も、真・行・草、
草の表具(輪ほえ)は、行と草だけあるとのこと。