6月 22, 2014
白菊扇(しらぎくせん)は、
見た目は普通の扇子で、
軸荘付花月之式で使うようです。
この扇の上を一つ開いて、
掛物の掛緒をはさみ、扇を閉じて固定し、
掛物の掛け下ろしにして使うそうです。
利休好の本歌は、長さ一尺、十本骨の扇みたいです。
扇の地紙は表裏とも一面の銀砂子で、
表には墨絵で楼閣山水、
裏には胡粉(ごふん)一色で白菊が描かれているようで、
その絵は、長谷川等伯筆と伝えられているのだとか。
白菊扇は床に荘(かざ)った軸の左横に、
縦にしてまっすぐ並べておくそうです。
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