「志野袋」について

Category: 茶道具全般

志野袋(しのぶくろ)は、香道で、
香包みと銀葉包みを入れる
丸い巾着(きんちやく)のことで、
志野宗信の創案だそうです。

茶人は香包みや銀葉包みを志野袋に入れ、
常に携帯すべきと言われていたとか。
七事式の仙遊之式で使うようです。

仙遊之式というのは、
且座(しゃざ)をベースにした式で、
裏千家十一世玄々斎が考案したものだとか。
内容は、まず花を入れ、
炭をつぎ、香をたいたあと、
濃茶、薄茶の花月と続くみたいです。

茶道で使用する志野袋は、
香道の志野袋とは大きさが異なるようで、
茶道:直径6.4cm程、香道:直径8.8cm程だそうです。

緒は、単品でも販売していて、
つがり糸も付いているそうです。
「紫、金茶、朱、こげ茶、青緑、
緑、深緑、利休茶、新橋、黄、赤、
薄金、白茶、さび朱、山吹、オレンジ、
えんじ、古代紫、茶、濃紺、藤色」など
色もさまざまあるようです。
(緒:輪にして約3.5cm。つがり:約110cm。正絹製。)


志野袋

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