6月 26, 2014
雀土器(すずめかわらけ)は、
ふっくらと丸みを帯びた形の、
楽焼の油盞(あぶらつき)で、
「雀瓦」とも言い、
短檠・竹檠・木灯台などに使用するそうです。
「下土器(したかわらけ)」という、
底に油が回ることを防ぐ、
楽焼の受け皿を下に置いて用いるみたいです。
ふっくらと丸みを帯び、
ふくら雀の姿に似ているところから、
こう呼ばれているとか。
縁が鉄鉢のように立ち上がった灯心受けと、
蓋に分かれているようです。
利休百首60に
「燈火に 油をつがば 多くつげ
客にあかざる 心得と知れ」
とあるみたいです。
これは、雀土器などの蓋をとって油をそそぎ、
灯芯を短檠などの柱の穴に通し、油に浸し、
先を出して火をつけた状態を指すようです。
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