8月 14, 2014
釣釜(つりがま)は、
天井に打たれた蛭釘(ひるくぎ)から、
釜を釣り下げる使用するもので、
「雲龍」「車軸」「鶴首」といった、
細長い小さめのものを使うようです。
三月に釣釜にするのには、
この春の風情を楽しむことと、
炉中に撒かれた灰が増える、
炉の終わりゆく時期に思いを馳せる、
という意味もあるのだとか。
釣釜は、広間と小間では室礼が異なり、
広間では天井に打たれた蛭釘に「鎖」を、
小間では竹や植物の蔓などで出来た「自在鉤」を下げて、
その先に釜をかけるようです。
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