「摘」について

Category: 茶道具全般

ここでは、釜の蓋の中央に取り付けられた
摘(つまみ)を説明しようと思います。

摘の材質は、唐銅・黄銅などのほか、
南鐐(銀)によるものもあるそうです。

作り方は、鋳物によるもの、
鎚で叩いて形作っていく鎚起(ついき)、
蝋型、透かしなどの彫金の手法によるものがあるみたいです。

釜蓋に下敷の座と軸棒を取り付け、
摘を天座とともに、かしめて取り付けるのだとか。

摘の透かしは、熱くなりにくいように熱を逃がすための工夫だそうです。

摘の意匠には、
植物を模した「柑子(こうじ)」「山梔子(くちなし)」
「梅(うめ)」「菊(きく)」「箪瓢(たんぴょう)」のほか、
「繭(まゆ)」「方喰(かたばみ)」
「切子(きりこ)」「掻立鐶(かきたてかん)」
などがあるみたいです。


摘

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