8月 31, 2014
暖簾(のれん/のうれん)は、
古くは宋・元音の
「なんれん」「なふれん」を借用した
「のんれん」が転訛したものといわれるそうです。
暑い季節には日光を遮り、
逆に寒期には風や埃を蔽り、
また人目をも遮断する役目をしたみたいです。
戸口に掛けられものの素材は、
最初、筵(むしろ)だったようです。
暖簾の古語に「垂蒸(たれむし)」
というのがあるようで、
「垂れ筵」から来たのだとする説もあるとか。
暖簾の横巾は三布(みの)が多いようで、
五・七布等の縁起をかついだ、
奇数の布の枚数が選ばれるとか。
暖簾の一布(ひとぬの)の巾は約34cmで、
布丈5分の1~3分の1の上部を縫い合わせ、
下部は垂れとし上端に、
乳(ち)という輪状の別の布をつけ、
そこに竹竿を通すそうです。
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