「両面懐紙」について

Category: 茶道具全般

両面懐紙(りょうめんかいし)は、
内側に防水加工がしてある懐紙で、
裏側は水菓子用、表面は一般の懐紙として、
使用できる懐紙だそうです。

寸法は、17.5cm×14.5cmみたいです。

懐紙(ふところがみ/かいし)は、
畳んで懐に入れる所から「たとうがみ」「てがみ」と称したそうです。

男性用は白無地が多いようです。

一方、女性用の懐紙は多様な色柄があるみたいです。

例えば、絵柄入りの「絵懐紙」・
季節柄の懐紙・「浮き彫り懐紙」・
季節を問わず使える「模様懐紙」・
透かしの入った懐紙などさまざまあるとか。

水分を多く含む菓子には、
水気が滲みにくい「硫酸紙(グラシン紙)」と呼ばれる、
半透明の薄い紙を重ねたり、
防水加工がされた専用の懐紙を用いるみたいです。

また、袋になったものもあるそうです。


両面懐紙

「両面懐紙」に関するページは、こちらから。

「立礼棚」について

Category: 茶道具全般


立礼棚


※画像を押すと拡大できます。

立礼棚(りゅうれいだな)は、立礼(りゅうれい)用に使用する、
机の上で点前をするための棚(机)だそうです。

立礼は、1872年の第一回京都博覧会において、
京都府参事槇村正直から
「外人も楽しめるような茶席がほしい」
と依頼された前田瑞雪が、
裏千家十一代玄々斎宗室に相談して、
椅子と卓による点前を考案したものだとか。

前田瑞雪は、建仁寺正伝院の茶席を持っていたみたいです。

当時、会場には「囲い点」と「椅子点」の 席が設けられ、
数奇屋大工二代目木村清兵衛が造った台子を点茶卓に利用し、
天板に風炉 釜を据え、皆具を飾り、椅子に腰掛けて点前をしたそうです。

現在、裏千家で「点茶盤」と称されるものが、
このときの点茶台を基に考案されたもので、
テーブルに、風炉釜・水指などを置き、
亭主は円椅(椅子)に腰掛け点前を行い、
客は喫架(客用机)、円椅(客用椅子)を用いるみたいです。


立礼棚

「立礼棚」に関するページは、こちらから。

「硫酸紙」について

Category: 茶道具全般

硫酸紙(りゅうさんし)は、紙の繊維を硫酸で溶かして、
水が通らなくなったもののことで、懐紙の上に敷き、
お菓子が懐紙にひっつかないようにするためのものだそうです。

トレーシングペーパーのように薄く透けていて、
耐水性・耐油性があるとか。

また、懐紙と懐紙の間に入れて、
下の懐紙に水分が浸みていかないようにするための
下敷きとして使う場合もあるようです。


硫酸紙

「硫酸紙」に関するページは、こちらから。

「四方盆」について

Category: お盆


四方盆


※画像を押すと拡大できます。

四方盆(よほうぼん)は、四方同寸の正方形の盆だそうです。

茶入を据える四方盆には「若狭盆」「松木盆」
「羽田盆」「黒漆四方盆」などがあるそうです。

例えば「若狭盆」は、
四方入隅形端反で低い高台がつくそうで、
茶入盆・花入盆・干菓子器などに使われるのだとか。


四方盆

「四方盆」に関するページは、こちらから。

「[夜咄道具]露地行灯」について

Category: 夜咄道具

露地行灯(ろじあんどん)は、腰掛け待合用みたいです。
檜材の溜塗の四方の台に、対角に竹の提手が付き、
やや裾広がりの立方体の枠に障子を貼った鞘と、
黒塗で対角に切り抜いた穴が開いた覆板が添った、
角形の低い行灯だそうです。

するめ瓦(するめ土器/するめかわらけ)の蓋を取って油を入れ、
短灯芯の先を揃えて油に浸し、
先をするめ瓦の口から少し出し、火を点けるみたいです。

このするめ瓦は、全体に平たく、
二重口になった形からの呼び名だそうです。


露地行灯

「露地行灯」に関するページは、こちらから。