「底取(下取杓子)」について
底取(そことり)は、
炉や風炉の灰をすくい取るのに用いる、
灰匙のことだそうです。
銅製の平椀状をしたものに、
直角に立ち上がった柄が付いたもので、
柄を竹の皮で包み、
紺の麻撚糸で巻き上げてあるようです。
大小一組で、炉用は大きく、
風炉用は小さくなっているのだとか。
水屋道具としてだけではなく、
廻り炭や炉の炭所望などでは、
巴半田に添えて用いられるようです。
底取(そことり)は、
炉や風炉の灰をすくい取るのに用いる、
灰匙のことだそうです。
銅製の平椀状をしたものに、
直角に立ち上がった柄が付いたもので、
柄を竹の皮で包み、
紺の麻撚糸で巻き上げてあるようです。
大小一組で、炉用は大きく、
風炉用は小さくなっているのだとか。
水屋道具としてだけではなく、
廻り炭や炉の炭所望などでは、
巴半田に添えて用いられるようです。
古くは扇(おうぎ)と呼んだそうで、
「(扇ぐ)あふぐ」の派生形の
「あふぎ」から来ているようです。
木の薄板を重ねたり、
紙を折りたたんで製作する扇は、
日本で発明されたものなんだそうです。
骨の材質は、一般的には竹製または木製の物が多く、
象牙・鼈甲なども骨の素材とする場合もあるとか。
■「扇」の意味
「扇」という漢字は、
本来軽い扉のことを意味し、
そこから転じて「うちわ」のことを、
言うようになったみたいです。
「うちわ」は紀元前の中国で用いたり、
古代エジプトの壁画にも、
王の脇に巨大な羽根うちわを掲げた従者が、
侍っている図があるそうです。
日本では利田遺跡(佐賀県)で、
うちわの柄が出土した例があるとのこと。
「扇」としては、
奈良時代から平安時代の初期にかけて世に現れた「檜扇」、
平安時代の中頃までに、
5本または6本の細い骨に紙を貼った「蝙蝠扇」、
室町時代には両面に紙を貼った、
扇の上端が広がる「中啓(末広)」
それ以降に開発された、
両面貼りでも末が広がらない扇「沈折(しずめおり)」
などがあるようです。
膳燭(ぜんしょく)は、
懐石のときに膳の上を、
明るくするため膳の間に置く、
蝋燭を立てるための燭台で、
金属・陶磁器・竹製などのものほか、
何かから流用されているものもあるとか。
夜咄の茶会などに用いるようです。
懐石のとき、膳を出してその続きに出し、
客二人に付き一つくらいが、
適当とされているそうです。
露地行灯などに使用する「するめ土器(するめかわらけ)」は、
全体に平たい形の楽焼の油盞(あぶらつき)で、
縁が広くひろがった、
灯心受けと蓋に分かれているみたいです。
全体に平たい形からこう呼ばれているとか。
油盞を支えるほほつき(輪)の付いた
「下土器(したかわらけ)」に
油が回ることを防ぐ、
楽焼の受け皿を下に置いて用いるそうです。