9月 18, 2014
挽溜(ひきため)は、
立ち上がりの浅い薬籠蓋になって、
上部に面をとった円筒形の塗物で、
臼で挽いた挽茶を貯えておくための容器だそうです。
古くは「大海」が用いられていたようですが、
利休が茶入に移すときに、
陶器どうしで損壊することを恐れて大茶桶一対を用い、
のち千宗旦がその蓋表に
「極」の字を朱書きしてこれを濃茶用、
「詰」の字を朱書きしたものを薄茶用とし、
混同することを防いだといわれるそうです。
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9月 17, 2014
挽木箱(ひききばこ)は、
茶臼を回すために、
上臼の穴に差し込む、
肘(ひじ)の形をした
木製の柄である「挽木(ひきぎ)」を、
納める箱のことだそうです。
桐木地の箱で、差し込み蓋になっているとか。
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9月 16, 2014
現在用いられている火起(ひおこし)は、
片手鍋に似た形状で、
底に炎を通す穴が開いており、
中に炭を入れガスコンロなどに乗せて使用し、
炭に着火した後は炭十能にのせて運ぶそうです。
実際に使う場合、火種用の炭を入れ、
赤く熾るまで強火のガス火にかける際、
一酸化炭素が発生するそうで、
換気をしっかりしないと
一酸化炭素中毒になるおそれもあるようです。
また、炭に付着している炭の粉が、
パチパチと跳ねる場合あるのだとか。
「火起」に関するページは、こちらから。
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9月 15, 2014
※画像を押すと拡大できます。
火入は、煙草盆の中に組み込み、
煙草につける火種を入れておく器のことだそうです。
最初の頃、火入は、香炉の小振りな物や、
向付を見立てで使用したそうで、
南京赤絵や染付など、
やや大振りのものが使われていたようです。
今日では、志野・綾部・唐津などの、
筒向付が使われることも多いとか。
銅器や鉄器はふつう用いず、
陶磁器が主に用いられるそうですが、
染付・呉須などの「磁器」には真塗や溜塗など、
志野・織部・唐津などの「施釉陶」には一閑張など、
備前・信楽など「自然釉陶」には、
木地・焼杉などを合わせるようです。
火入の形状は、丸、四角、六角、八角、口四方、沓形、
松皮菱、輪花、分銅、州浜、誰袖、鮟鱇などがあるみたいです。
有名な陶工、乾山・えい川・
仁阿弥・保全などの火入には名品が多いとか。
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