「富士釜」について

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富士釜


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富士釜と言えば、立礼(御園棚など)でしょうか。

道具うつりが良く、
釜の山形(やまなり)、棚の地面(平面)が
深山幽谷に佇む、侘び数寄を思わせられます。

釜の湯気が霧のように立ち込める中、
聞こえてくる松風の音。
いつしか自然と一体となったような気分になります。

茶道を通じ、自然に、いざなわれながら、
一椀をいただくのも一興ではないでしょうか。


釜

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「水指(紫交趾さざえ)」について

Category: 水指


水指(紫交趾さざえ)


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サザエの旬は春から初夏。

新鮮なサザエは、
貝のフタを引っ張ったとき強く引っ込むそうです。

生食する場合は、
身を塩もみしてよく洗って、
刺身にすると良いようです。

つぼ焼きは、酒としょうゆを、
かけるとおいしくなるのだとか。

ちなみに、サザエの栄養素は、
タンパク質:19.4g
脂質:0.4g
カリウム:250㎎
亜鉛:2.2㎎
ビタミンB12:1.3μg
みたいです。


水指

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「茶杓」について

Category: 茶杓


茶杓


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茶杓は、元々中国で使用されていた薬匙だそうです。

当初、芋の葉形の匙に柄をつけ、
薬を破砕する目的で、
その根元の先は球状になっていたのだとか。

室町時代の末に茶の湯が成立すると、
茶入から茶をすくうようになり、
先の太い形状では口の小さい茶入からお茶すくうのは難しく、
金属製は、器を傷つける恐れもあるため、
不適となったそうです。

そこで、点前の条件を満たす形状に作られたのが
「珠徳形(しゅとくがた)」と呼ばれる茶杓みたいです。

利休の時代になると、
象牙製の端正な「利休形」が使われるようになるみたいです。

以降、元々一回だけ使用する消耗品として、
扱われていた竹製の茶杓が、
使い終わると竹筒に入れて保存されるように変わり、
竹筒に花押などの書付や銘がつけられるようになるそうです。


茶杓

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「短冊(閑座聴松風)」について

Category: 短冊


短冊(閑座聴松風)


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「かんざしてしょうふうをきく」と読みます。

禅語で、

「一切の雑念を捨て、
静かに座ってただ松風の音を聴く。
心が急いでいれば気付かぬことが多い。
静かに座って耳を済ませば、
澄み渡った音が聞こえてくる。」

といった意味だそうです。

「色紙画賛(山是山水是水)」について

Category: 色紙


色紙画賛(山是山水是水)


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「やまこれやま、みずこれみず」と読みます。

悟りに至らないときは山は山、
水は水にしか見えない。

悟ると、一切が無差別平等となり、
山は山でなく、水も水でなくなってしまう。

ところが、さらに修行が深まって、
悟りの心さえも消え去ってしまうと、
山が山として水が水として新鮮に蘇ってくるとする。

といった意味だそうです。